おら おら で ひとり い ぐも 宮沢 賢治。 おらおらでひとりいぐも/若竹千佐子/読書感想

若竹千佐子の芥川賞作品は夫との感動秘話で生まれた!?おらおらでひとりいぐもの意味は?

おら おら で ひとり い ぐも 宮沢 賢治

主人公は74歳の桃子さん。 東北弁で書かれている部分が多い。 24歳の秋、桃子さんは東京五輪の年に故郷を離れ、身ひとつで上京。 住みこみで働き、結婚、出産。 15年前に夫に先立たれた。 1人暮らしの老女の生活と心の動きを鮮やかに表現した作品。 タイトルは宮沢賢治の詩「永訣の朝」の一節から。 感想 私はこんな小説を今まで1度も読んだことがない。 今までになかったタイプの作品だと思う。 日本では日本語で書かれた小説が沢山出版されているけれど、沢山あるがゆえに似たような作品が多い。 物語もそうだけど、雰囲気もテーマもかぶるなかでしのぎを削るっている感じ。 しかし、この作品は今までなかったタイプだと思う。 「他の何にも似ていない創作物」って、それだけで賞賛するに値する。 肝心の内容だけど74歳の1人暮らしの主人公の日常と思い出、そして妄想が描かれている。 主人公は東京オリンピックの年に上京して結婚。 子どもを2人育てあげ、夫を亡くした平凡な老人だ。 かつて、こんな主人公、こんなテーマで書かれた小説があっただろうか? 「おばあちゃん大活躍」とかそう言うタイプの話ならあったけれど、平凡な老人の心情を丁寧に描き、なおかつ文学として成立させている。 『おらおらでひとりいぐも』は若竹千佐子でなければ書けなかっただろうし、賞を取ったのも納得出来る。 好き嫌いはあるだろうけど、中年以降の女性に是非読んでもらいたい。 私はまだ主人公の年齢には達していないけれど、それでも共感する部分が多かった。 時に自分と重ねてみたり、義母や実母の人生を思ったりもした。 東北弁で書かれた部分が読み難かったり、単調過ぎてダレる部分があったりと荒いところもあるけれど、読み難いところを我慢して読む価値はあると思う。 面白かったのだけど作者は次回作を書いてくれるのだろうか? 小説家ってデビューしても一発屋で終わってしまう人は少なくない。 しかも63歳と言う年齢を思うと、ちょっと心配。 「お願いだから、せめてもう1作読ませて~」と言う気持ちで一杯だ。 そして次があるなら是非とも主人公にもう少し普通っぽい老人を据えて欲しい。 この作品の主人公は基本には普通の老人なのだけど「四十六億年のノート」なんて物を持ち歩いてたりして、ところどころ意識高い系な感じが鼻についた。 「普通っぽく見えるけど本質的にはインテリなんです」な感じはいらないので、もっともっと年を重ねた女の心にグイグイと踏み込んで欲しかった。 私の好みとは少しズレるので大好きとまでは言えないけれど力作なのは間違いない。 次回作を期待している。

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【第158回 芥川賞受賞作】おらおらでひとりいぐも

おら おら で ひとり い ぐも 宮沢 賢治

寒さ極まる今日この頃な季節です。 そんな頃合いに突如として飛び出してきた1冊がありますよね。 それが『 』ですね。 なんでも、歴代受賞者の中で2番目に高い年齢なんだそうですね。 しかも、者が1人で生きていく事が綴られている内容です。 社会を考えればヒットして当然のように感じます。 現時点でアマゾン和書総合ランキングで堂々の1位です。 凄いですね。 そうそう、この「おらおらでひとりいぐも」という意味ですが、このような意味のようです。 「 ひとりで死んでいく覚悟を示す元の言葉を、転じて ひとりで生きていく」という意味だそうです。 なんだか、切なくなる意味ですね。 そもそもは、の詩「永訣(えいけつ)の朝」の中から取った表現のようです。 さて、先日受賞作に関する投稿を致しておりました。 こちらです。 上の投稿に合わせて、『』に関するみんなの感想をまとめて行きたいと思います。 みんなの声 by -読みたい。 珍しく読みたい。 おら おら で ひとり い ぐも。 でも、本の内容よりむしろ若竹千佐子さんについてもっと知りたい。 旦那様を看取り、第2の人生で新しい道へ進み、その道で大成功された作家さん。 -『 おら おら で ひとり い ぐも』のお問い合わせ今日だけで10件以上だった…どこも売り切れてしまってるようで。 -若竹千佐子の「 おら おら で ひとり い ぐも」を読んだ よくわからなかった みんなの感想 by - 63歳で、初めて書いた小説が「」そして受賞となった。 「テーマをつかむのに、私には63年という時間が必要だった」「何かを始めるのに、遅いということはない」という受賞の弁、迫力です。 - 誰もが年、と別れていくのは世の常です。 超化の道をひた走っている現在の日本に住む我々にとっては必読の書となっていくでしょう。 この本は必ずや広汎な読者を獲得し、長きに渡って詠み継がれていくことでしょう。 - 者は必読の書。 - を見送り、1人残された自分。 誰が自分を見送ってくれるのか。 - 東北弁で書かれた文章、一見、田舎臭いし、読みにくいし、と思いきや、リズム感良くすんなり頭の中に入っていきます。 感想のまとめのまとめ 新年早々ですが、「おらおらでひとりいぐも」という書籍のタイトルというか言葉は今年のに選ばれるんじゃないかと感じてなりません。 言葉としては、聞き慣れない言葉で「え?」となりますが、何度も聞いてるうちに意味も分かってきて口ずさんだりしませんか?そんな感じがするんですよね。 この「おらおらでひとりいぐも」という言葉、岩手の言葉なんだそうです。 岩手で流行語になったので記憶に新しいのはの「じぇじぇじぇ」というのがありましたよね。 なんだか岩手は言葉の宝庫なんでしょうか。 皆さんの感想を見て読みたくなってきました。 <こちらもどうぞ!!! > netPaper.

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おらおらでひとりいぐも(芥川賞)のあらすじやネタバレについて!感想や意味も解説!

おら おら で ひとり い ぐも 宮沢 賢治

【岩手ことば】『おらおらでひとりいぐも』発音を教えてください。 若竹千佐子氏の小説のタイトルです。 宮沢賢治『永訣の朝』にも似たフレーズがあります。 今朝、NHKで紹介されたのを耳にしたのですが、「おらおらで」部分を「オラオラ系」のようなアクセントで、「いぐも」を「出雲」のようなアクセントで、発音していました。 「おらおらでひとり」まで一息に平坦に、「い」にアクセントをつけ、「ぐも」は尻すぼみのような感じ。 「おらおらでひとりイぐも」カタカナ部がアクセントです。 ワタクシは「おら」は『くれよんしんちゃん』の喋り方と同じアクセントと思っていました。 「ひとり」は「と」に「いぐも」は「ぐ」にアクセント。 「オらオらでひトりいグも」 実際のところ、どのように発音するのでしょうか? 野原しんのすけ君の一人称「オラ」の、発音は全く違います。 あれは標準語圏の方々が田舎訛りをまねしたり馬鹿にしたりして言うときの発音です。 と、解釈してください。 オラオラ系のオラと似ていますが微妙に違うかな・・・。 いぐもは、「出雲」の発音ではありません。 おらおらでひとりいぐも を、話し言葉に区切ると、 おら、おらでひとりいぐも に、なるのでは? 意味は、 私(おら)、私一人で(おらでひとり)行きます(いぐも) のような気がします。

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