エヴァンゲリオン アスカ 目。 「エヴァンゲリオン」アスカ人気が綾波レイを抜いて1位に

新劇場版エヴァンゲリオンQのアスカの眼帯には壮大な伏線が…!

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碇シンジは、言わずと知れた「新世紀エヴァンゲリオンのパイロット」であり、それでいて作中でいろんなことをやらかしてくれる思春期まっただなかの少年。 そんなシンジのことを、今まで僕はいまどきの 「中二病」だと思っていたんですが、どうもただそれだけでシンジのことを語るのは、少々単純でした。 特に、シンジの周りにいた女性たちが、シンジの行動に影響を与えていたことは、忘れちゃいけませんしね。 ここでは、 碇シンジを虜にした4人の女性たちについて、詳しくご紹介していきます。 シンジはパートナーを求めていた?シンジを虜にした4人の女性たち 作中でシンジにかかわりがあるのは、特に4人の 女性たちです。 中には女性とも男性ともいえない「使徒」もいますけど、役割が女性的なので、あえてここに挙げさせてもらいます。 シンジが中二病をこじらせて、とにかく誰かに認めて欲しかった時、近くにいた女性たちは、一体どのように行動したのでしょうか? 1.葛城ミサトはシンジに大人の善悪を教えた 葛城ミサトは、NERVの中心的メンバーであり、ファーストチルドレンとしてエヴァのパイロットに選ばれたシンジの保護者的存在。 なんでも、一人にしておくのがかわいそうだとか、碇ゲンドウから息子を託されたとか、その理由は様々なんですけど、ミサト自身も加持リョウジとの関係がうまくいかなくなった時期と重なるんです。 そこでシンジとミサトの同居生活が始まるわけですが、特段シンジに対して保護者のように接するわけでもなく、むしろ大人のだらしないところを見せ付けてしまうだけなんです。 ビールをうまそうに飲み、食器を洗わずに放置し、洗濯物は一気にまとめてと、とにかくガサツなミサトのことを、シンジは「だらしない大人」と断言してしまいます。 スポンサーリンク そもそもシンジは誰と比較してミサトのことをだらしないと言っているのか、それはもう母親である碇ユイだけです。 理由が分からないけど、目の前から消えてしまったユイに対しては、もう美しい思い出しか残っていないので、それと比べられたミサトもたまったもんじゃないです。 でも、ミサトが何もかもだらしないわけではなく、時に 母親のような接し方をして、シンジをドキッとさせます。 シンジが失敗したり、自分が評価されなかったりするとすぐに拗ねて、自分の殻に閉じこもるんですが、そこでミサトは甘やかすことなく、突き放してシンジが立ち上がるのを待ちます。 このやり取りは、甘えん坊の子どもを厳しくしつける母親のしぐさのように思えるのは、僕だけでしょうか? 2.惣流(式波)・アスカ・ラングレーはシンジに大人の入り口を示した シンジとミサトの不思議な同居生活もすぐに終わりが訪れます。 と言うのも、セカンドチルドレンとして 惣流(式波)・アスカ・ラングレーがやってきて、一緒に暮らすようになるからです。 シンジとアスカは表面的にいえば、アスカのツンデレな行動にシンジがあきれながらも付き合っていた感があります。 でも、今までのミサトとの関係と違って、アスカに対してシンジは初めて「女性」を意識した行動をとります。 シンクロ率をアップさせる訓練としてエアロビクスなどを練習させられることになった時、シンジは思春期の男子らしく、アスカと手をつなぐことをためらいます。 もちろんアスカは「つなぎたくてつないでいるわけではない」と真っ向から否定しますが、アスカもこういう部分を見るとやっぱり14歳の中学生女子だったわけですね。 これ以降、シンジの行動は暴走気味になって来るのですが、そのピークがあの 「自慰行動」だったわけです。 けがをしたアスカを見舞いに行ったはずだったのに、よりによって自分がふがいない戦いをしたためにアスカに負担を賭けてしまい、アスカにけがをさせてしまったのに。 スポンサーリンク アスカが全裸で横たわっていると分かったとたん、こともあろうに目の前で行為に及んでしまうシンジ。 セカンドチルドレンを治療している病室に、監視カメラが付いているのは分かっているはずなのに、そんなことも知ってか知らずか、自分の欲求を満たすことを優先したシンジ。 アスカのおかげで、シンジはごく一部分だけ大人に「シン化」してしまったわけです。 3.綾波レイはシンジに心のよりどころを与えた 一方、同じエヴァパイロットである 綾波レイには、性的な欲求は湧いてこなかったシンジ。 綾波レイ自身は、碇ゲンドウが生み出したクローンであり、こともあろうにシンジの母親であったユイをモチーフとしているクローン。 それをシンジが気づいていたかどうかは分かりませんが、レイ自身はクローンなので、人間として必要な感情を持ち合わせていない部分もありました。 時には全裸で部屋の中を歩いていたり、そんな時にシンジに出くわしても何の感情も表わさなかったりします。 驚くのは、全裸のレイを見た時のシンジが、ムラムラするわけでもなく「服、着た方がいいと思うよ」と、まるで常識人の大人のような対応をする事です。 アスカには欲求を抑えることが出来ず、でもレイには欲求を抑えることが出来る。 この違いは一体何だろうと、僕自身も本当に不思議に思います。 でも、シンジがうすうすと 「レイ=ユイのクローン」であることを気付いていたならば、この対応の違いが起こってもおかしくないんでしょうね。 実際、作中でもレイに対して執着は繰り返すシンジですが、その執着は異性としての存在ではなく、なんだか家族のような、居場所のような、アスカに対するものとは明らかに違うことは、みなさんも理解できると思います。 4.渚カヲル(!)はシンジに独り立ちの機会を与えた ここで 渚カヲルをあげてしまうのをどうしようかと思いましたが、カヲルはあくまで使徒なので、男性とか女性とか性別がないので、あえて紹介します。 実際、シンジとカヲルの関わり方を見ていると、シンジのことを励ましたり、シンジの思いを受け止めてからフォローするところを見てみると、明らかにカヲルの行動は女性的なものだと思います。 シンジからしてみると、アスカは時にガミガミ言うし、レイは何を考えているか分からないし、ミサトはただの酒飲み。 でも、カヲルくんは僕のことを受け止めてくれる、それでいて僕の行動、いや僕のすべてを許してくれる存在。 スポンサーリンク こう考えると、シンジが一番惹かれてしまったのは、見かけが男性(実は使徒)の渚カヲルなのではないかと思えるのです。 身体を密着させる割合や、作中の2人だけのシーンの多さを見ていると、明らかに 相思相愛と受け取られても、おかしくはない。 カヲル自身もまんざらではなかったようで、本当の目的は「シンジに接触してNERVに侵入する」ことだったにもかかわらず、それがうまくいかず、シンジの操縦するエヴァ壱号機に捕獲されると、命を絶つように懇願します。 つまり、自分が好きだった碇シンジに殺されるなら本望だと言う、カヲルの気持ちが明らかになっているシーンなんです。 そして、シンジ自身もカヲルの要求に悩みますが、数分間悩んだ後に、エヴァの掌の中で、カヲルの首を跳ね、苦しむことなく死にいたるようにして、 カヲルの要求を満たすことになります。 この時点でカヲルが使徒と言うことが明白になっていたにもかかわらず、この行動です。 今まで目の前に魅力的な女性が存在していたにもかかわらず、結局シンジが一番好きだったのは、渚カヲルだったというのは、断言しても怒られないでしょう。 まとめ 碇シンジという14歳の少年が、エヴァンゲリオンに乗っているのは、 正直恐ろしいです。 ちょっと拗ねたらエヴァに乗らないっていうし、乗ったはいいけど綾波レイとシンクロしそうになったり、なぜかシン化してサードインパクトを起こしそうになるとか、とにかく危ういったらありゃしない。 こう考えたら、碇シンジって少年は、ただの中二病少年にしておくと、本当に危険(笑)かもしれないです。 でも、そんなシンジが徐々に成長して、大人になっていくのだろうと思えるのが、このエヴァンゲリオンと言う作品でもあるんですよね。 父親である碇ゲンドウに認められたいがゆえに行動に突っ走ることもあるし、最終的には「エヴァに乗らなきゃ僕じゃない」なんて言えるぐらい、役割と責任を見極められるようになっているので、 立派な企業戦士になることは間違いないですよ。

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エヴァンゲリオン:レイ&アスカ&カヲルの等身大フィギュア 1体172万円、各15体限定で発売へ!

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シンジがアスカの首を絞めた理由 ではここから、1つめの疑問。 なぜシンジはアスカの首を絞めたのかという点から考察していきます。 このラストシーン前には、まさに人類補完が始まっていました。 そのトリガー(ひきがね)となっていたのは、シンジのです。 つまり、他人への恐怖、生きることの希望をなくし、みんなとひとつになりたいという気持ちをトリガーとして、 アンチATフィールドを発生させた。 ここでデストルドーの発生から、人類(シンジ)には 2つの選択肢が与えられました。 すべての魂がひとつになった世界、他人との境界線がない世界、 他人への恐怖のない世界。 そしてもうひとつは、 再び他人と生きる世界。 このどちらかの選択をシンジにゆだねられていました。 これは、冬月の 「未来は碇の息子に委ねられたな」というセリフからもわかります。 シンジの心の中の葛藤がシンジとミサトとレイとアスカとの会話からもわかり、シンジは 「幸せがどこにあるのか、まだわからない。 だけど、ここにいて生まれてきてどうだったのかはこれからも考え続ける。 だけど、それも当たり前のことに何度も気付くだけなんだ。 自分が自分でいるために」ということで、再び他人のいる世界を望みます。 これが、シンジの選択でした。 他人に傷つけられるという恐怖がありながらも、シンジはその世界を再び望んだんです。 ですが、レイやミサトがシンジをデストルドーへと引き込んでいる発言が多いですが、ただ一人だけ、アスカだけは 「でもあなたとだけは、死んでも嫌」と、否定的なセリフでした。 結果、アスカはシンジとひとつになることを ただ一人否定(拒否)しつづけ、自分のイメージ(他人としての)を最後まで持ち続けていました。 このことが、アスカだけはLCLへと還ることなく、シンジ以外の他人としての存在として残った理由と考えられます。 (エヴァに乗っていたことも助長したのかも) LCLの海でシンジが目を覚ましたとき、横にはただ一人の他人、アスカがいました。 心の中での葛藤のシーンから、シンジは父親(他人)に捨てられた恐怖や、他人に傷つけられることのトラウマがわかります。 アスカがいては、また自分が他人に捨てられる恐怖が芽生える。 ここで、シンジは再び他人と生きる世界を望みながら、アスカだけがシンジを拒否していたことから、首を絞めてしまった。 それは他人への恐怖の現れだったのかも。 だけど、シンジ以外の他人として残ったアスカは、シンジを拒否したのはシンジのことが本当に好きだったからだと思います。 シンジに対して、アスカは 「本当に誰かのことを好きになったことがないのよ」とか、 「あんたが私のものにならないなら、私何もいらない」って感じのセリフからもわかります。 要するにアスカは、みんなで溶け合ってシンジとひとつになるんじゃなくて、自分を他人として見てほしいと思った。 あなたのだけは絶対に嫌、というのは、嫌いってことではなくて、 好きだから故にシンジの他人として存在したかったのではないかなっと。 自分を見てほしいからこそ、シンジとひとつになるのは御免だわってアスカの気持ち。 この、アスカが絶対にシンジとひとつになることを拒否し続けたのは、深い愛情があったからということにシンジは気づけず、首をしめた。 アスカがシンジの頬をなでた理由。 そして「気持ち悪い」の意味。 アスカが頬を撫でたのは、シンジになら殺されてもいいと思ったからか。 シンジを受け入れていることの表れ。 この意味は、 シンジに対する無償の愛情であったことに違いないと思います。 アスカという存在は、シンジの逃げ道であった。 これまでもシンジは、自分の都合次第でアスカに対して助けてよって救いの手を求めるシーンがいくつかありました。 要するに、シンジにとってアスカは都合のいい逃げ場所だったんです。 シンジの心の中の葛藤の場面で、アスカはシンジに対して 「誰でもいいんでしょ」って言葉があります。 そして、シンジを突き放す。 アスカは、シンジの逃げ場所であることではなく、人と人との関わりを望んだからこそ、シンジの最初の他人になった。 自分に対して デストルドーを向けているシンジに対して、頬をなでた。 これは、 アスカが出来る精一杯の愛情だったんだと思うんです。 "自分はここにいてもいいんだ"って初めて自分のことを受け入れられたと思えたから、泣いてしまった。 アスカは、シンジになら殺されても構わないとまで思って頬をなでたのに、勝手に自己解決して泣き崩れたシンジに対して、 「気持ち悪い」。 2人が、 "傷つけあいながらも他人として生きることは悪いもんじゃないじゃん"って思える、私的には感動するシーンです。 自作なので転載禁止ですっ 完成品は登場人物のアスカのページにあるよん。

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獣神化改アスカの評価・適正、モンスト攻略班の独自評価は?わくわくの実も解説!【エヴァンゲリオン】

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夜中になっても寝付けないシンジは、暗い部屋の中で音楽を聴いていた。 その時、イヤホンから流れる音色を飛び越えて、ドアの開く音が聞こえる。 シンジはとっさに反応して停止ボタンを押す。 気配を伺っていると、どうやら隣の部屋で寝ていたアスカが手洗いに入ったようだった。 近づいてくる足音を狸寝入りでやり過ごそうとしたシンジは、布団に何かが落ちた振動で目を開ける。 すると、目の前に無防備な胸元と唇を晒したアスカの寝顔が飛び込んできた。 赤面して戸惑うシンジ。 動揺してスイッチを押したプレイヤーから、高速で撒き戻されるメロディーが聞こえる。 シンジは、男の衝動を抑えきれずにアスカの唇へ向かう。 しかし、肌が触れ合う直前の距離で、アスカが「ママ……」と言って涙を浮かべていることに気付いてしまう。 我に帰ったシンジは、アスカとの距離を空けて「自分だって子供のくせに……」と言うと、布団をかぶって寝ることにした。 風に飛ばされたトウジの帽子を踏みつけて、ドイツから来たというその少女は声高らかにミサトを呼んだ。 「ハロー、ミサト。 元気してた?」 「まぁねー、あなたも背伸びたんじゃない?」 帽子を取り戻そうとするトウジの存在を1ミリも気に掛けないまま、自分の存在を主張するアスカ。 「そ、他のところもちゃーんと女らしくなってるわよ」 ミサトは彼女と引き合わせるためにシンジをそこへ連れてきたのだった。 「紹介するわ。 エヴァンゲリオン弐号機の専属パイロット。 どこからか聞こえるカヲルの声。 「怖いのかい?人と触れ合うのが。 他人を知らなければ裏切られることも、互いに傷つくこともない。 でも、寂しさを忘れることもないよ。 人間は寂しさを永久に無くすことはできない。 人は一人だからね。 ただ忘れることができるから、人は生きて行けるのさ。 常に人間は、心に痛みを感じている。 心が痛がりだから、生きるのが辛いと感じる」 裸のまま壊れたバスユニットの中で空を見上げるアスカの元に、NERVへ連れ戻そうとする諜報員が現れる。 「どうだ?碇シンジ君は」 甲板の踊り場で潮風に吹かれながら手すりにもたれる加持。 「つまんない子。 あんなのが選ばれたサードチルドレンだなんて、幻滅」 アスカは手すりに体を預け、両脚を遊ばせながら不満を漏らす。 「しかし、いきなりの実戦で、彼のシンクロ率は、40を軽く超えてるぞ」と加持は言う。 「シンクロ率ゼロ……」 精神的に追い詰められたアスカは、強気だった頃の自分の姿を思い出す。 「サードチルドレン!」 エスカレーターの上でシンジに立ちはだかるアスカ。 「セカンドチルドレンたる自覚なし……」 廃墟で虚ろな目をするアスカ。 「ちょっと付き合って」 頼りないサードチルドレンを自分の愛機に引き合わせるアスカ。 「赤いんだ弐号機って。 知らなかったな」 シンジは、アスカの気を損ねないように言葉を選ぶ。 腰に手を置いて弐号機の上に立ったアスカは、足元に小さく見えるシンジに向かって熱弁する。 「所詮、零号機と初号機は、開発過程のプロトタイプとテストタイプ。 訓練無しのあなたなんかにいきなりシンクロするのがそのいい証拠よ」 アスカは、きょとんとした表情のシンジに、自分の誇りを振りかざすかのように手を広げて見せる。 「けどこの弐号機は違うわ。 これこそ実戦用に作られた、世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ。 正式タイプのね」 その時、アスカたちの乗った空母を大きな揺れが襲う。 「あ、うわ、何だろう」 戸惑うシンジに向かって主張するようにアスカが声を上げる。 「水中衝撃波!爆発が近いわ……」 海の上では、謎の水しぶきがエヴァ弐号機を輸送中の艦隊に次々と襲い掛かり、味方の船を沈めていた。 第6使徒ガギエルである。 突然の敵襲に対して、弐号機を発進させるアスカ。 真紅の機体が宙を舞い華麗に空母へ飛び移ると、巨大な使徒を一点に受け止める。 足を滑らせ、そのまま水中戦へなだれ込んだ弐号機。 結局、機体をつなぎ止めるケーブルを使って使徒を誘導し、「戦艦によるゼロ距離射撃」でこれを殲滅。 次の戦闘においても、弐号機は素早い動きで第7使徒イスラフェルを一刀両断する。 その後、浅間山火口の使徒殲滅でも活躍を見せる弐号機。 第14使徒ゼルエルとの死闘では、強力な火力を見せつけ応戦するも惨敗。 第15使徒アラエルの精神汚染によって完全に制御不能に陥る。 この戦いで自信を失ったアスカはその後、エヴァを動かすことができなくなる。 「シンジ!グーテンモーゲン」 明るい声で登校中のシンジを呼び止めるアスカ。 「グ、グゥテルモルゲン……」 シンジは、その声を聞いて恐る恐る引きつった顔を振り向かせる。 「まーた朝から辛気臭い顔して、このあたしが声を掛けてるのよ!ちったぁ嬉しそうな顔しなさいよ」 そう言ってアスカはシンジの額にデコピンを入れる。 「で、ここに居るんでしょ。 もう一人」 そう聞いたアスカに寝ぼけた声を返すシンジ。 「誰が?」 「あんたバカぁ?ファーストチルドレンに決まってるじゃない」 陸橋の下りエスカレーターの乗り場で、反応の鈍いシンジに腹を立てて立ち止まるアスカ。 シンジの後ろには、道を塞がれた生徒の行列ができたいた。 「あぁ、綾波なら……」 そう言ってシンジが視線を向けた先に、木陰で一人読書をするレイの姿があった。 「ハロー!あなたが綾波レイね。 プロトタイプのパイロット」 植木のある高台に上ったアスカはレイを見下ろして自信を全開にして振舞う。 「あたしアスカ。 惣流・アスカ・ラングレー。 エヴァ弐号機のパイロット。 仲良くしましょ」 積極的な態度のアスカをちらっと見ると、本に視線を戻しながらレイは言う。 「どうして?」 「その方が都合がいいからよ。 色々とね」 温度の低い対応をされても、アスカは全く動じない。 「命令があればそうするわ」 レイは開いた本から視線を外さないままそう答えた。 意外な反応を見せるレイに、アスカは肩透かしをくらった気になる。 「変わった子ね……」 笑い声が溢れ、いつもよりも賑やかなミサトの家。 クラスメイトのトウジ、ケンスケ、委員長の洞木ヒカリ、そしてレイが、シンジとアスカの特訓を見守っていた。 シンジとアスカは、リビングに広げられた音の出るマットの上で奮闘している。 「で、ユニゾンは上手くいってるんですか?」 ヒカリは足を崩してリラックスした姿勢で、ペンペンを抱きながら言った。 「それは見ての通りなのよ」 テーブルの上に頬杖をついたミサトは、ぎこちないリズムが鳴る方へ顔を向けてため息をつく。 それに釣られて肩を落とす一同に向かって、アスカがヘッドホンを投げつける。 「あったりまえじゃない!このシンジに合わせてレベル下げるなんて、上手く行くわけないわ!土台無理な話なのよ」 アスカは怒鳴りながら、マットの上にへたり込んだシンジを指差す。 不満を爆発させるアスカを見て、ミサトは仕方がないわねという表情を見せる。 「レイ」 「はい」 「やってみて」 唖然とするアスカを前にして完璧にユニゾンする二人。 マットの上では、シンジとレイがピッタリと息の合った音を出していた。 「もう、私がいる理由もないわ……誰も私を見てくれないもの」 自信を失ったアスカが言う。 「私は人形じゃない」 レイの言葉が響く。 「シンクログラフ、マイナス12. 起動指数ギリギリです」 モニターに映る数値を見ながらマヤが報告する。 「酷いものね……昨日より更に落ちてるじゃない」 アスカの成績に表情を曇らせるリツコ。 「アスカは今日調子悪いのよ。 2日目だし」 ミサトは冷静さを装ってアスカを庇う。 しかし、リツコは事態を現実的に受け止めた判断を口にする。 「シンクロ率は表層的な身体の不祥に左右されないわ。 問題はもっと、深層意識にあるのよ」 「アスカのプライド、ガタガタね」 リツコらしいドライな発言に、ミサトも本音を漏らす。 「無理ないわよ。 あんな負け方しちゃ、っていうよりシンジ君に負けたと思い込んでる方が大きいわ」 エレベーターのドアの前で怪訝な表情を浮かべるアスカ。 到着のベルが鳴ってドアが開く。 アスカは、先客があるのを見て一瞬たじろぐも、自分の気持ちを押し殺してスタスタと中へ入って行く。 カチカチと階を進めるカウンターが音を立てる中で、無言のまま腕を組んで奥の壁に寄りかかるアスカ。 ドアの前にはレイが立っている。 レイはドアを無言で見つめたまま微動たりともしない。 エレベーターの中はすぐに沈黙で一杯に満たされた。 アスカは鼻をすすって沈黙を蹴散らそうとする。 また長い沈黙に入り、十分に満たされようとしたとき、意外にも先に口を開いたのはレイの方だった。 「心を開かなければ、エヴァは動かないわ」 その言葉を跳ね返すように反応するアスカ。 「心を閉ざしてるって言うの?この私が!?」 「そう。 エヴァには心がある」 ドアを見つめたまま背中越しに話すレイ。 アスカはレイの背中に向かって勢い良く言葉をぶつける。 「あの人形に?」 「分かってるはずよ」 「あんたから話掛けてくるなんて、明日は雪かしらね」 「……」 自分の思ったとおりに反応しないレイに苛立ったアスカは、自分が抱えている不安を不器用に爆発させる。 「何よ!あたしがエヴァに乗れないのが、そんなに嬉しい?心配しなくても使徒が攻めてきたら、無敵のシンジ様がやっつけてくれるわよ!私たちは何もしなくてもいいのよ!」 振り向かないレイを炊きつけようとするアスカ。 「あーあ。 シンジだけじゃなく、機械人形みたいなアンタにまで同情されるとは、私もヤキが回ったわね」 レイはドアを見つめたまま最低限の言葉を口にする。 「私は人形じゃない」 「うるさいっ!人に言われたまま動くクセに!あんた碇司令が死ねと言ったら死ぬんでしょ」 感情的になるアスカに対して、低い温度のままのレイが言う。 「そうよ」 「おはよう」 薄暗い講堂の中でパイプ椅子に座っていたシンジは、光が差し込む出入り口に現れた二人目の少女に声を掛ける。 調絃 その少女の奏でる音色を聞いて、不思議な感覚と不安に包まれるシンジ。

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