か ささ ぎの 渡せる 橋。 【百人一首】6番歌「かささぎの 渡せる橋に おく霜の しろきを見れば 夜ぞふけにける」の意味などを解説!

七夕伝説のカササギって?彦星と織姫の関係

か ささ ぎの 渡せる 橋

Contents• 作者 中納言家持 718~785年 本名は大伴家持 三十六歌仙の一人 奈良時代の和歌集「万葉集」の編集にも関わった。 意味 伝説では、かささぎが連なって天の川の橋をわたしたといいます。 その橋に例えられる宮中の階段のしもが降りていて、その白さを見ると夜もふけたと感じます。 解説 冬の夜の平城京の宮中。 宮中の階段に降りた霜をみて詠んだ歌。 この歌で作者は、霜で白く染められた宮中の階段の美しさをたたえています。 この歌は、七夕の伝説をふまえて詠まれました。 「織姫が彦星に会いに行けるように、かささぎが群れをなして飛び、天野川に橋をかけた」という伝説です。 作者は、夜になって霜が宮中の階段をみて、この伝説を連想しました。 かささぎはカラスの仲間で、カラスよりは一回り小さい鳥です。 腹、肩、翼の先が白いのが特徴です。 空を飛ぶ姿を見上げると、ちょうどおなかの白い部分が目立ちます。 この歌では、かささぎの白さと、夜に降りた霜の白さが響きあって創造されます。 この歌は奈良時代に作られました。 奈良時代の都は平城京です。 平城京の宮中の階段は「天にかかる橋」に例えられることがありました。 宮中は天皇が住む場所で、尊いところと考えられたからです。 ゴロ合わせ しろいかさ 原文.

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百人一首の意味と文法解説(6)かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞふけにける┃大伴家持

か ささ ぎの 渡せる 橋

【2002年12月10日配信】[No. 12月も中旬に入り、いよいよ年も押しつまってきました。 12月も今頃になると神社仏閣をはじめ商店街でも行事がいっぱ い。 針供養や大根だき、赤穂浪士の義士祭りなどが京都では開か れますし、全国的には羽子板市、酉の市なども行われます。 ビルが立ち並び、日本らしさが失われた昨今ですが、師走の風 情は、日本情緒を思い出させてくれますね。 まだまだ長く続いて ほしいものです。 さて今日は、大雪を迎えた京都の冬にふさわしい一首をお届け します。 中国の七夕伝説では、織姫と彦星を七夕の日に逢 わせるため、たくさんのかささぎが翼を連ねて橋を作ったとされ ます。 【おく霜の 白きを見れば】 「霜」はここでは「天上に散らばる星」のたとえとなっています。 「月落ち烏鳴いて霜天に満つ」という唐詩(張継の作)が元になっ ていると言われます。 【夜ぞふけにける】 「ぞ〜ける」で係結びになり、詠嘆の助動詞「けり」は連体形の 「ける」になります。 718?〜785) 奈良時代後期の人、大伴家持(おおとものやかもち)です。 三十 六歌仙の一人で、大伴旅人(おおとものたびと)の息子です。 早く父親に死に別れ、叔母の坂上郎女(さかのうえのいらつめ) に育てられました。 万葉集に一番多い473首の歌が収録されており、折口信夫らの 研究で、万葉集の主撰者(らしい)として後の王朝時代の詩歌に 巨大な足跡を残しています。 ひとつは冒頭に紹介した唐詩選の張継(ちょうけい)「楓橋夜 泊(ふうきょうやはく)」の一節「月落ち烏(からす)啼いて、 霜天に満つ」を元にしたもので、冬の冴えわたる夜空の星を、白 い霜に見立てたもの。 冬の夜空を見上げて、天の川に輝く夜空の星が美しい。 冬の夜 がふけていくなあ、と感じ入っている歌です。 「かささぎの橋」というのは、七夕の織り姫と彦星の話のこと です。 中国では七夕の一日だけ、たくさんのかささぎが天の川に 翼を広げて織り姫の元へ彦星が渡って行けるようにしたわけです。 宮中はよく「天上界」になぞらえられ、「橋」 と「階(はし)」の音が同じことからきたものです。 宮中の夜の見張り番「宿直(とのい)」をしている深夜に、紫 宸殿の階段に霜が降り積もっているのを見て、「天上をつなぐ階 段に霜が積もり、白々と輝いている。 冬の夜も更けたものだ」と 感じているというストーリーです。 作者・大伴家持は繊細で優美で情感あふれる歌を得意とした人 で、後の平安時代の詩歌に非常に大きな影響を与えた人です。 1300年の時を超えて、今なお美しい歌を残せるなんて、そのこと がとてもロマンチックですね。 家持の過ごした平城京の御殿は、近鉄奈良線西大寺駅を下車し て東です。 いにしえの都で見上げる天の川もいいでしょうし、史 跡に親しんで、階段に積もる霜の様子を想像してみるのもロマン チックではないでしょうか。

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かささぎの渡せる橋におく霜の白きをみれば夜ぞふけにける|中納言家持

か ささ ぎの 渡せる 橋

【2002年12月10日配信】[No. 12月も中旬に入り、いよいよ年も押しつまってきました。 12月も今頃になると神社仏閣をはじめ商店街でも行事がいっぱ い。 針供養や大根だき、赤穂浪士の義士祭りなどが京都では開か れますし、全国的には羽子板市、酉の市なども行われます。 ビルが立ち並び、日本らしさが失われた昨今ですが、師走の風 情は、日本情緒を思い出させてくれますね。 まだまだ長く続いて ほしいものです。 さて今日は、大雪を迎えた京都の冬にふさわしい一首をお届け します。 中国の七夕伝説では、織姫と彦星を七夕の日に逢 わせるため、たくさんのかささぎが翼を連ねて橋を作ったとされ ます。 【おく霜の 白きを見れば】 「霜」はここでは「天上に散らばる星」のたとえとなっています。 「月落ち烏鳴いて霜天に満つ」という唐詩(張継の作)が元になっ ていると言われます。 【夜ぞふけにける】 「ぞ〜ける」で係結びになり、詠嘆の助動詞「けり」は連体形の 「ける」になります。 718?〜785) 奈良時代後期の人、大伴家持(おおとものやかもち)です。 三十 六歌仙の一人で、大伴旅人(おおとものたびと)の息子です。 早く父親に死に別れ、叔母の坂上郎女(さかのうえのいらつめ) に育てられました。 万葉集に一番多い473首の歌が収録されており、折口信夫らの 研究で、万葉集の主撰者(らしい)として後の王朝時代の詩歌に 巨大な足跡を残しています。 ひとつは冒頭に紹介した唐詩選の張継(ちょうけい)「楓橋夜 泊(ふうきょうやはく)」の一節「月落ち烏(からす)啼いて、 霜天に満つ」を元にしたもので、冬の冴えわたる夜空の星を、白 い霜に見立てたもの。 冬の夜空を見上げて、天の川に輝く夜空の星が美しい。 冬の夜 がふけていくなあ、と感じ入っている歌です。 「かささぎの橋」というのは、七夕の織り姫と彦星の話のこと です。 中国では七夕の一日だけ、たくさんのかささぎが天の川に 翼を広げて織り姫の元へ彦星が渡って行けるようにしたわけです。 宮中はよく「天上界」になぞらえられ、「橋」 と「階(はし)」の音が同じことからきたものです。 宮中の夜の見張り番「宿直(とのい)」をしている深夜に、紫 宸殿の階段に霜が降り積もっているのを見て、「天上をつなぐ階 段に霜が積もり、白々と輝いている。 冬の夜も更けたものだ」と 感じているというストーリーです。 作者・大伴家持は繊細で優美で情感あふれる歌を得意とした人 で、後の平安時代の詩歌に非常に大きな影響を与えた人です。 1300年の時を超えて、今なお美しい歌を残せるなんて、そのこと がとてもロマンチックですね。 家持の過ごした平城京の御殿は、近鉄奈良線西大寺駅を下車し て東です。 いにしえの都で見上げる天の川もいいでしょうし、史 跡に親しんで、階段に積もる霜の様子を想像してみるのもロマン チックではないでしょうか。

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