コロナ アクテムラ。 新型コロナウイルス肺炎にトシリズマブ〈アクテムラ〉を治験中!IL

新型コロナ重症肺炎への効果に期待「アクテムラ」発明者に聞く 開発開始は30年前なぜ今注目?

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重症者で病床が埋まり、医療従事者の負担が増している医療現場の救世主となれるか(写真:中外製薬) 急ピッチで進む新型コロナウイルス感染症の治療薬開発の現場で、意外な薬に注目が集まっている。 中外製薬が開発した関節リウマチ薬の「アクテムラ」だ。 アメリカでは、同国の製薬企業ギリアド・サイエンシズが開発した「レムデシビル」が米当局から緊急使用許可を受け、国内でも5月内の超スピード承認が見込まれている。 富士フイルム富山化学の「アビガン」も臨床試験(治験)が進む。 こうした新型コロナ治療薬の候補は、もともと抗エボラウイルス薬や抗インフルエンザウイルス薬として開発された。 体内でのウイルスの増殖を抑える作用が新型コロナにも有効だと見られており、適応の拡大を目指して臨床試験(治験)が進められている。 一方で、関節リウマチ薬であるアクテムラは「畑違い」とも言える領域からの転用だ。 中外製薬の親会社であるスイス・ロシュ社は3月末から、アクテムラの国際的な治験を開始している。 人工呼吸器などが必要な重度の肺炎患者330人が対象だ。 中外製薬も5月15日から、国内で同じく重症肺炎患者を対象に治験を始める予定だ。 『週刊東洋経済』4月27日発売号の特集は「コロナ医療崩壊」です。 (書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。 紙版は、電子版はら) 新型コロナに感染すると80%の患者は軽症か無症状である一方、残りの20%は重症化してしまうことがわかっている。 数%の患者は肺炎の状態がさらに悪化し、死亡に至る。 この肺炎の重症化は体内の免疫システムの暴走によって起こると考えられている。 アクテムラはその免疫の暴走を抑える仕組みを持つ薬なのだ。 ウイルスに感染し体内での増殖が始まると、ウイルスを攻撃するように免疫システムが反応し、抗体を作り出す。 細胞が抗体を生み出すためには、「インターロイキン(IL)6」という物質が必要になる。 免疫システムが正しく作用するために重要な役割を持つIL6だが、この物質がウイルスに対して過剰に反応してしまうことがある。 するとウイルスだけでなく本来攻撃してはいけない自分の細胞まで攻撃してしまう。 重症の肺炎患者は、この過剰反応に歯止めが効かなくなっている状態だと考えられている。

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新型コロナの治療薬にアクテムラ!アビガンやイベルメクチンとB38

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中外製薬は3月19日、親会社であるスイス・ロシュが関節リウマチ治療薬・アクテムラ(一般名:トシリズマブ(遺伝子組換え))について、新型コロナウイルス感染症による重症肺炎を対象に臨床第3相試験を開始すると発表した。 米国を含むグローバル試験として、全世界で330人の患者を登録し、安全性・有効性を検討する。 4月上旬にも患者登録を開始する計画だ。 同剤は、中外製薬が大阪大学と共同で研究し、創成した日本発の医薬品。 同社は国内での臨床試験の実施は、「検討中」としている。 臨床第3相試験は、「COVACTA」は、新型コロナウイルスによる重症肺炎患者330人に標準療法を実施したうえで、プラセボを対照に同剤の安全性・有効性を検討する。 主要・副次評価項目には、臨床状態、死亡率、機械的人工換気、集中治療室(ICU)での治療などを置く。 ランダム化から60日間をフォローし、早期に中間解析で有効性を検討する予定という。 CAR-T細胞療法の副作用であるサイトカイン放出症候群(CRS)の適応を有するなど、一部の過剰な免疫反応に対して効果があることが知られている。 このため、新型コロナウイルスへの有効性も期待されている。 中国などでは医師主導臨床試験が実施されており、有効性に関連する症例報告も複数ある。 こうした状況を踏まえ、中国では3月から同剤の新型コロナウイルスへの投与を認可している。

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コロナ重症患者の救世主となるか。中外製薬「アクテムラ」の実力

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重症者で病床が埋まり、医療従事者の負担が増している医療現場の救世主となれるか(写真:中外製薬) 急ピッチで進む新型コロナウイルス感染症の治療薬開発の現場で、意外な薬に注目が集まっている。 中外製薬が開発した関節リウマチ薬の「アクテムラ」だ。 アメリカでは、同国の製薬企業ギリアド・サイエンシズが開発した「レムデシビル」が米当局から緊急使用許可を受け、国内でも5月内の超スピード承認が見込まれている。 富士フイルム富山化学の「アビガン」も臨床試験(治験)が進む。 こうした新型コロナ治療薬の候補は、もともと抗エボラウイルス薬や抗インフルエンザウイルス薬として開発された。 体内でのウイルスの増殖を抑える作用が新型コロナにも有効だと見られており、適応の拡大を目指して臨床試験(治験)が進められている。 一方で、関節リウマチ薬であるアクテムラは「畑違い」とも言える領域からの転用だ。 中外製薬の親会社であるスイス・ロシュ社は3月末から、アクテムラの国際的な治験を開始している。 人工呼吸器などが必要な重度の肺炎患者330人が対象だ。 中外製薬も5月15日から、国内で同じく重症肺炎患者を対象に治験を始める予定だ。 『週刊東洋経済』4月27日発売号の特集は「コロナ医療崩壊」です。 (書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。 紙版は、電子版はら) 新型コロナに感染すると80%の患者は軽症か無症状である一方、残りの20%は重症化してしまうことがわかっている。 数%の患者は肺炎の状態がさらに悪化し、死亡に至る。 この肺炎の重症化は体内の免疫システムの暴走によって起こると考えられている。 アクテムラはその免疫の暴走を抑える仕組みを持つ薬なのだ。 ウイルスに感染し体内での増殖が始まると、ウイルスを攻撃するように免疫システムが反応し、抗体を作り出す。 細胞が抗体を生み出すためには、「インターロイキン(IL)6」という物質が必要になる。 免疫システムが正しく作用するために重要な役割を持つIL6だが、この物質がウイルスに対して過剰に反応してしまうことがある。 するとウイルスだけでなく本来攻撃してはいけない自分の細胞まで攻撃してしまう。 重症の肺炎患者は、この過剰反応に歯止めが効かなくなっている状態だと考えられている。

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