コロナ 抗体 ある 人。 「東京の感染者は8万人」抗体検査から推計 日本をコロナから守ったのはSARS

日本人は新型コロナウイルスに対して免疫を持っている可能性 低い死亡率の原因?

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東京の抗体検査、陽性率は0. 児玉氏によると、行った抗体検査は再現性も安定性も高く、鼻風邪コロナ4種には反応しないそうです。 陽性例は20代、30代、50代のいずれも男性でした。 一方、加藤勝信厚生労働相も、4月に都内と東北6県で採血された献血の中から無作為に抽出した各500検体のうち東京で3件(0. 政府は6月をメドに1万件規模で抗体検査を実施する計画です。 これまで国内で最も感染者が多い東京都で感染がどれぐらい広がっているのかはっきりしませんでした。 児玉氏は「一般医療機関と非常に健康な人が行う献血の双方から0. 東京都の人口1398万人の0. 東京都の感染者は5070人なので約16倍です。 しかし日本で最も感染が広がった東京都でさえ、罹患率は0. 児玉氏は記者会見で、今回の抗体検査とは別に東京大学先端科学技術研究センターがん・代謝プロジェクトとして次のような見方を示しました。 児玉氏はB型肝炎の予防プロジェクトに参加したことがあるそうです。 「B型肝炎では抗体のうち、まずIgM(病原体に感染したとき最初につくられる抗体、ピンク色の点線)型が出てきて次にIgG(IgMがつくられた後に本格的につくられる。 ピンク色の実線)型が出て回復に向かう」 児玉名誉教授のスライドより、以下同 「その後、中和抗体(紺色の実線)が出てくると二度とかからないという免疫ができる」 「劇症肝炎はウイルスが増えることではなく、ウイルスに対する免疫反応が過剰に起こってしまうことで起こる(サイトカインストーム)」と児玉氏は話しました。 抗体の出方が違う 「新型コロナウイルスについて精密に計測すると、IgM(ピンク色の点線)の反応が遅くて弱いという日本人における傾向が出てきた。 これまでは先程のB型肝炎のように 先にIgMが出てきて次にIgG(ピンク色の実線)が出てくるというストーリーを説明してきた」 同 「実際に新型コロナウイルスに対する反応を見ますと、IgGが先に反応が起きてIgMの反応が弱いということが分かってきた」 「臨床機関で検討され、これから発表される結果を見てみると、重症例でIgM(赤い点線)の立ち上がりが早い。 細い線で書かれている軽症例やその他の例ではIgMの反応が遅い。 重症化している例ではIgMの反応が普通に起こる」 同 SARS-X流行の仮説 「軽くて済んでいるという人は、すでにさまざまなコロナウイルスの亜型にかかっている。 そういう方が東アジアに多いのではないか。 特に沿海側に流行っている可能性があるのではないか」 「そういう人たちの場合、IgMの反応がなくて、IgGの反応が出てくる。 新型コロナウイルスも配列がどんどん進化している。 2002~03年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の抗体が新型コロナウイルスにも反応することが知られている」 「SARSの流行以来、実際にはさまざまなコロナウイルス(SARS-X)が東アジアに流行していた可能性があるのではないか」 「その結果として、欧米に比べて東アジアの感染が最初にIgGが出てくるような免疫を持っていた可能性があるのではないかということも考えられる」 「ただこれは学問的な仮説なので今後、新型コロナウイルスの反応を見ながら学問的な研究が進められる」と児玉氏は締めくくりました。 新型コロナが日本で流行らない5つの仮説 米エール大学の岩崎明子教授は「なぜ日本の新型コロナウイルスの症例はこんなに少ないのか」と題したで5つの仮説を挙げています。 (1)もともと社会的に距離を置く日本文化。 マスクの着用。 (2)日本では毒性の強い新型コロナウイルスが流行する前に集団免疫を付与する穏やかなタイプの新型コロナウイルスにさらされた可能性。 エビデンスはない。 筆者注:京都大学大学院医学研究科の上久保靖彦特定教授らの研究グループが唱えている。 (3)気道における新型コロナウイルスのレセプターであるACE2の発現が日本人はいくらか少ない可能性。 (4)日本人は新型コロナウイルスに対する免疫耐性を与える明確なHLA(ヒトの組織適合性抗原)を持っている。 (5)BCG接種が免疫を訓練・強化している。 岩崎教授はスーパースプレッダーによるクラスター(患者集団)の発生を抑え込んだのが大きいと指摘しています。 これまでの予備検討ではわが国の新型コロナウイルスの感染者では、早期のIgM上昇が見られない患者が多く、一方IgGは感染2週目にはほぼ全員が上昇を示していたそうです。 今後、抗体の大量測定によって診断と重症度判定、さらにSARS-Xの静かなる流行で日本人は新型コロナウイルスに対する免疫を前もって身につけていたかどうか研究が進められる予定です。 (おわり).

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コロナに免疫の「ニュータイプ」を探す抗体検査が医療崩壊を救う日

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各国のコロナ感染者数 FT. com このように日本の新型コロナ感染(特に死亡率)が少ない原因として、次のようなものが考えられる(陰謀論は除外)。 政府や医療機関の対策がうまく行った• きれい好きな日本人の生活習慣が感染を防いだ• 一部の日本人がすでにコロナに対する免疫をもっている• 日本人の感染したコロナウイルスは毒性が弱い 1と2の要因があることは間違いないが、それだけではこの大きな差は説明できない。 3と4は常識では考えにくいが、今回の事態は常識を超えているので、あえて常識を無視して考えよう。 インフルエンザ消失の謎 3の要因として考えられるのは、日本人が中国人との交流の中で(従来型)コロナウイルスの抗体をもっており、去年から新型コロナウイルスが日本国内に広がっていたことだ。 が指摘するように、感染が始まるのは最初の死者が出る1ヶ月以上前なので、日本では昨年末から(人々が気づかない間に)感染が始まった可能性がある。 これは香港やシンガポールなど東アジアにも共通だ。 その傍証が、 インフルエンザの奇妙な消失である。 今シーズンは世界的にインフルエンザが大流行し、アメリカでは2600万人が感染して1万4000人が死亡した。 ところが日本では、昨年末まで史上最高のペースだった流行が、今年初めから急に減速した。 日本のインフルエンザ感染者数(サイト当たり) この原因は「日本人がコロナの事件で衛生に気をつけたためだ」という説明は成り立たない。 コロナが日本で報道されたのは2月上旬のダイヤモンドプリンセスの事件からで、年初には話題にもならなかったからだ。 ある年に一度風邪を引いた人が二度引かないのは、風邪に対する抵抗力ができるからだといわれる。 厳密には風邪のウイルスはそれぞれ違うが、人体の抵抗力には共通の要因があるのだろう。 だから 年末以降日本に入ってきた新型コロナウイルスに感染したためインフルエンザが減った(普通の風邪と診断された)という推測が成り立つ。 もう一つ考えられるのは、日本人がでコロナに対する免疫をもっていることだ。 これは医学的メカニズムはわからないが、呼吸器に広義の抵抗力がつくのかもしれない。 疫学的な相関は強く、によれば、それほど荒唐無稽な話ではない。 BCGの試験的な接種も始まっている。 4の要因として考えられるのは、日本人が(従来型)コロナウイルスに感染して免疫をもっていることだ。 コロナウイルスは風邪の原因の20%を占めるありふれたウイルスで、中国から毎年いろんなコロナウイルスが日本に入っている。 COVID-19が注目されたのは武漢で起こった感染爆発のためだが、これは強毒性のL型(ロイシン)コロナウイルスで、日本には 弱毒性のS型(セリン)が入ったのではないか、という説はなどの専門家も指摘している。 L型とS型の遺伝子配列の違いはアミノ酸1個だけだが、L型は武漢で分離株の96%を占め、その変異したS型は武漢以外で38%を占めたという。 ここから弱毒性のS型が早い時期に日本に入って(L型に対しても)免疫ができ、症状の強いL型が(免疫のない)欧米に入ったという推測も成り立つ。 これも実証研究が始まっている。 BCG接種と抗体検査の試験が必要だ 総じていえるのは、なんらかの原因で 日本人の一部がコロナウイルスに対する抵抗力をもっている可能性が強いということだ。 大事なのは、日本人の何%が免疫をもっているかという基礎情報を得ることだ。 今まではそれをゼロ%と考えて封じ込めをやってきたが、実効再生産数が1を下回る事実は、感染がピークアウトする集団免疫に近いことを示唆している。 基本再生産数R 0が2. 5だとすると、オクスフォードのモデルでは3ヶ月あれば日本人の60%以上が感染する。 この場合は集団免疫状態なので、自粛は必要ない。 それほど多くない場合は、集団免疫との差分が問題だ。 この仮説を検証するのは簡単である。 イギリス政府がやるように新型コロナのを配布して、サンプル調査をすればいいのだ。 これはもいうように臨床的には当てにならないとしても、1000人の血清検査で十分なので、疫学調査としては低コストで効果的である。 日本人が抗体をもっているのではなく、BCGによって広義の抵抗力をもっているだけだとすると、血清検査では発見できないかもしれないが、S型コロナの抗体は検出できる。 ただし個人の自己診断に使うと、陽性の人が病院に押しかける心配もあるので、目的は疫学調査に限定する。 以上は疫学的な仮説で、厳密な医学的根拠はないが、いま必要なのは医学の研究ではなく早期対策である。 少なくとも海外で始まっているBCG接種と抗体検査の試験は、今すぐやるべきだ。

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kuvo.rmpbs.org : 新型コロナ、抗体による免疫の保証なし WHOが警告

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point• 新型コロナウイルスに感染した日本人の免疫反応は、既に同種のウイルスに感染済みのパターンを示した• 日本人に免疫学習をさせたのは風邪コロナウイルスだった可能性がある• 感染症の発生源から遠く離れた地域の生物は、感染症に耐性がない 世界各地で感染を広げているですが、国によって感染者の増加率や死亡率に大きな差があることがわかってきました。 これらの差は国による検疫の違いの他に、ウイルスそのものが変異して引き起こされた可能性がで示唆されています。 しかし今回、東京大学などの研究者たちによって日本人の免疫反応が詳しく調べられた結果、 日本人には新型コロナウイルスに対する免疫が一部存在していることが示唆されました。 これらの免疫力は、2003年のSARS発生後もコロナウイルス(弱毒化したもの)が断続的に東アジアで発生しており、東アジア人の間に風土病として流行することで獲得されていたとのこと。 もし今回の研究結果が事実ならば、風土病となったコロナウイルスが、日本人に新型コロナウイルスと戦うための免疫学習の機会をあらかじめ与えててくれたことになり、日本における低い死亡者の説明になります。 では風邪コロナウイルスは、どのようにして日本人に免疫を与えていたのでしょうか? 即応抗体(IgM)と専門抗体(IgG) Credit: ウイルスに感染すると、人間の体はウイルスを排除するための抗体が生産されます。 私達が細菌やウイルスに感染したときに 最初に生産される抗体が「IgM抗体」で、早期対応のための幅広いウイルス認識力を持っています。 また、IgM抗体によってある程度ウイルスの認識が進むと、 対象となるウイルスの排除に特化した「IgG抗体」が作られます。 IgG抗体は感染を排除した後も残り続けるため、再度ウイルスが侵入したときに素早くIgG抗体が増殖でき、2回目の感染を防止します。 Credit: そのため、上の図のように、IgM抗体とIgG抗体のどちらが多いかを調べることで、患者が似たようなウイルスに感染した経験があるかどうかの調査が可能になります。 もし日本人が新型コロナウイルスに対して免疫力を持っていた場合、IgM抗体とIgG抗体の増加パターンは上の図の右側のように、IgG抗体の増加のほうが先に高くなるはずです。 では、実際の調査結果をみてみましょう。 日本人は新型コロナウイルスに対して免疫がある? 日本人の感染者は学習の結果である「IgG抗体」を新型コロナウイルスに対して素早く使用できた。 Zoomにて放映された資料の一部。 図が示す通り、 日本人の感染者の多くが即応型のIgM抗体より先に、学習によって生まれるIgG抗体を多く生産していました。 このことは、日本人の多くが新型コロナウイルスに対する免疫学習を、既に行っていたことを意味します。 また今回の研究では、IgM抗体の生産が緩やかな場合には、重症化しにくいことが明らかになりました。 重症化はウイルスによる直接的な細胞の破壊ではなく、免疫の過剰反応が原因として知られています。 感染の初期において、広範な影響力を持つIgM抗体よりも、専門化されたIgG抗体が多く生産されることで、免疫も過剰応答を避けることができると考えられます。 また、2003年にSARSウイルスが発生した以降も、東アジア地域では断続的にコロナウイルスの発生が続いていた可能性も言及しています。 そしてこれらの未確認のコロナウイルスが、東アジア人の多くに「先行して風邪として感染」した結果、新型コロナウイルスに対する免疫力が獲得されたと結論づけているのです。 未知の風邪コロナがワクチンになっていた可能性 検疫体制の違いだけで死亡率が116倍も開くとは考えにくい。 中国のでは、 新型コロナウイルスに感染した経歴のない人間の34%に、新型コロナウイルスを認識する抗体の生産能力があることがわかりました。 この抗体は、新型コロナウイルスが発生するより前の2015年から2018年に得られた血液サンプルにも存在しており、この抗体が新型コロナウイルス以外のウイルス(おそらく風邪コロナウイルス)によってもたらされた可能性を示唆しています。 このころから中国の研究者は、既存の風邪コロナウイルスによって新型コロナウイルスに対する免疫力が人間に付加されたと主張していました。 日本と中国の結論は多くの点で一致しており「断続的に発生する弱毒化したSARS(日本の説)」または「古くからの風邪コロナウイルス(中国の説)」といった他のコロナウイルスからの感染が、新型コロナウイルスに対する、一種のワクチンとなったとしています。 この事実は、風土病に対する一般的な認識と同様です。 すなわち、 感染症の発生地域の人間・動物・植物には、何らかの耐性があるのに対して、遠く離れた地域の生物には免疫がないとするものです。 かつてのペストのように、元々はアジアの病気であったものがヨーロッパやアメリカに広ると、被害がより大きくなる傾向があります。 国の検疫対応、変異したウイルスの型、そして今回明らかになった他のコロナウイルスによる事前の免疫学習。 新型コロナウイルスの流行の原因は様々であり、現状ではどれが決定的な原因かはわかりません。 しかしウイルスの情報が増えれば増えるほど、解決への道も開けていくでしょう。 研究内容は東京大学 先端科学技術研究センター の川村猛氏らによってまとめられ、5月15日にZOOMウェビナーで先行発表された後に、世界五大医学雑誌の一つである「The Lancet」に投稿済みです。

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