グラビア ボックス。 グラビア撮影現場から、プロカメラマンのリアルな技を盗め!【前編】

「疲れた男性の癒しに」 ヤフー、グラビアアイドルの写真・動画サイト「Kimito」公開

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注:本来グラビアとは「印刷形式」の一種を意味するのだが(写真がキレイに見えるヤツね)、世間ではいつの間にか、女子アイドルやモデルの写真が「グラビア写真」と言われるように……。 というわけで、本撮影も「グラビア撮影」という呼称で統一することにします そんなわけで、到着したハウススタジオの中は予想どおり暗い……。 写真を撮る条件としては、まったくひどいもの……、とはいえ私も プロカメラマンの端くれ。 こんな悪天候くらいで負けてはいられません! この超逆境の中、グラビア撮影に挑みます! スタジオはこのとおり、暗〜い感じです。 彼女は一流レースクィーン(RQ)として活躍されているようです。 撮影日の前から、試合はすでに始まっている! この時点から霧島さんとのコミュニケーションが始まっています。 具体的な指定をしなかったのは、「今回はかわいけりゃなんでもよかった」というぶっちゃけた理由と、「ウキウキ」って言葉が入っているだけで、撮影が楽しみに思えてくるかも……と、期待を込めた、ちょっとしたお遊びみたいなもんですかね。 この「プレ・シューティング」は、初対面である霧島さんの表情などを探るためのテストも兼ねています。 グラビア撮影でのISO感度はできれば400までにしたい! やむを得ないときでも、ISO800がギリってところかな……。 思わず触りたくなるようなやわらかいお肌の表現をしたいグラビア撮影では、私の「ISO選択感」はこんな感じです。 雨天の自然光は弱いので、撮影の露出値も落ちてきます(シャッタースピードが遅くなるなど)。 ここでうっかり室内灯を消さずに撮ると、その光が人物のシャドー部(影の部分)にかぶってくるので注意が必要です。 この現場の室内灯は「白熱電球 (プロ的には タングステンと呼ぶ)」でしたので「オレンジ色かぶり」を起こし、たまたま暖かな印象の写真になりました。 これはアリと言えばアリなんですけどね(夜っぽい感じが出ちゃいますけど……)。 よくある室内灯のLED電球や蛍光灯下では、グリーンなど嫌な色の光がお顔にかぶってしまい、血色の悪い肌色になってしまうところでした。 ただ、レフ板は絶対必要!とも思ったのです。 仮に天候がよくても、グラビア撮影では折りたためて携帯便利な「丸レフ」が必須機材とも言えます(今回は直径100cmのものを使用)。 レフは「光の方向と反対側」に設置するのが基本! 上からの光だと「下」、左からなら「右」!てな具合。 (しかし、下からの光に「上」というのは通常はありません) 一般的な丸レフは、白/銀 になっており、 グラビアを撮る場合は「白」が基本です(肌がギラつく「銀」は、うら若き女性にはそぐわないと個人的に思う)。 レフ板は、必ずお顔(モデル)に近く、光があるところに設置しましょう。 白レフは遠いとその効果を得ることはできません。 できるだけ近くに寄せることが大切です(フレームインするギリまで。 調整が必要なので、誰かに持ってもらうのが吉!)。 レフが丸いと、アイキャッチも丸く写ります(さらにクロップした画像) 四角いレフを使ったキャッチより、やさしい印象になるという利点があります(この場合、レフの全面に光が当たっていないため、少し欠けた丸になっていますけどね……)。 そこそこのものは撮れたと思うのですが…… プロ的には何かが足りない。 もうひと味欲しいなぁ(表現への追求……) ここでプロ的にはさらなる演出を施してみます。 椅子の背もたれをあえて「ケリもの」として画面に入れ込んでみました。 0 ] あえて、前ボケにケリものをいれて、ドラマに深みを持たせる 普段の生活で「ふと見た大好きな彼女に微笑みかけられている……」的なリアリティのあるドラマが追加されました!! (ま、このあたりは好みの分かれるところかもしれませんが……) ここで強引に話を元に戻します、「レフなし」例をお見せするのを忘れておりましたもので(完成写真と見比べてみてください)、晴天の場合だと、もっと部屋の壁の反射光があるので、レフ板がなくても、もう少しお顔が明るく写ると思いますけど、今日の曇天ではさすがにレフ板が必要でした。 ここで霧島さんには、窓近くのベッドに仰向けで寝ていただきました。 この方法を選んだ理由は、低い位置での仰向けは、窓の光を効率よく受けることができるからです。 0 ] ほら、霧島さんがいっそう美人に写っているでしょ? 苦肉とは言っていましたが、ちょっと謙遜気味でした。 これも経験による計算下にありましたので……。 勝因は、高さが180cmある窓の光を上から下まで有効に使えたということ(被写体が低い位置ですからね)。 ライティングでたとえるなら、この窓は「大きな面光源」ということ。 なるほど、キレイに撮れるのも納得します。 これは大変大事な注意点です。 この撮影で大事なことは、モデルさんの頭の上から撮るということ。 決して下から撮ってはいけません。 ちなみに、お顔の下側から撮ると、このように写ります。 重力により、アゴのラインが崩れたり、首筋が二重になったり、鼻の穴がでかくなったりして、女子(モデル)に嫌われる可能性が高くなります。 いっぽう、上から撮ると目線が上になり、女子力を高める効果も期待できるのです。 本当はこの絵は掲載したくなかってのです。 しかし、霧島さんには申し訳ないのですが、ここで「ダメな例」も表示しないと本稿の真意が伝わりませんもので……。 完成写真に戻って見比べていただくと一目瞭然! 上から撮ったほうが断然いいことがおわかりいただけたでしょうか!? 窓の光だけで、レフ板で囲まれているみたいな状況。 つまり、そのままで美しいグラビアポートレイトが撮れるという、撮影者としては夢のような空間でもあるのです。 そして、白のクロス壁は、スタジオの「白背景」の替わりになるという点もすばらしい! 白背景ポートレイトは王道なのです。 ただし、次のことを知らないとせっかくのキレイな照明効果が台なしになるおそれがあるのでご注意を。 0 ] 左が ぷちテクどおり、壁から少し距離をとり撮影したポートレイト。 白壁の狭いマンション部屋、侮るべからず! ってことでしょう(狭くて白い部屋の照明効果例でもある)。 いっぽうの右。 さらに悪いことに「クロス生地のテクスチャーまでピントが合ってしまう」という、生活感漂う残念な写真になってしまいます。 この簡単なコツを知っておくだけで、あなたのポートレイト写真はすぐにステップアップするはずですよ。 で、今回使ったカメラとレンズの撮影機材は、たったこれだけ。 ほとんど50mmレンズを使い、たまに90mmレンズを使いました。 いずれも開放値が大して明るいとはいえない「F2. 0のレンズ」。 レンズの数が多いからっていい写真が撮れるわけではありませんからね。 有限会社パンプロダクト代表 中居中也(なかい・なかや)のショップとブログ.

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コーター|株式会社コアボックスジャパン

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注:本来グラビアとは「印刷形式」の一種を意味するのだが(写真がキレイに見えるヤツね)、世間ではいつの間にか、女子アイドルやモデルの写真が「グラビア写真」と言われるように……。 というわけで、本撮影も「グラビア撮影」という呼称で統一することにします そんなわけで、到着したハウススタジオの中は予想どおり暗い……。 写真を撮る条件としては、まったくひどいもの……、とはいえ私も プロカメラマンの端くれ。 こんな悪天候くらいで負けてはいられません! この超逆境の中、グラビア撮影に挑みます! スタジオはこのとおり、暗〜い感じです。 彼女は一流レースクィーン(RQ)として活躍されているようです。 撮影日の前から、試合はすでに始まっている! この時点から霧島さんとのコミュニケーションが始まっています。 具体的な指定をしなかったのは、「今回はかわいけりゃなんでもよかった」というぶっちゃけた理由と、「ウキウキ」って言葉が入っているだけで、撮影が楽しみに思えてくるかも……と、期待を込めた、ちょっとしたお遊びみたいなもんですかね。 この「プレ・シューティング」は、初対面である霧島さんの表情などを探るためのテストも兼ねています。 グラビア撮影でのISO感度はできれば400までにしたい! やむを得ないときでも、ISO800がギリってところかな……。 思わず触りたくなるようなやわらかいお肌の表現をしたいグラビア撮影では、私の「ISO選択感」はこんな感じです。 雨天の自然光は弱いので、撮影の露出値も落ちてきます(シャッタースピードが遅くなるなど)。 ここでうっかり室内灯を消さずに撮ると、その光が人物のシャドー部(影の部分)にかぶってくるので注意が必要です。 この現場の室内灯は「白熱電球 (プロ的には タングステンと呼ぶ)」でしたので「オレンジ色かぶり」を起こし、たまたま暖かな印象の写真になりました。 これはアリと言えばアリなんですけどね(夜っぽい感じが出ちゃいますけど……)。 よくある室内灯のLED電球や蛍光灯下では、グリーンなど嫌な色の光がお顔にかぶってしまい、血色の悪い肌色になってしまうところでした。 ただ、レフ板は絶対必要!とも思ったのです。 仮に天候がよくても、グラビア撮影では折りたためて携帯便利な「丸レフ」が必須機材とも言えます(今回は直径100cmのものを使用)。 レフは「光の方向と反対側」に設置するのが基本! 上からの光だと「下」、左からなら「右」!てな具合。 (しかし、下からの光に「上」というのは通常はありません) 一般的な丸レフは、白/銀 になっており、 グラビアを撮る場合は「白」が基本です(肌がギラつく「銀」は、うら若き女性にはそぐわないと個人的に思う)。 レフ板は、必ずお顔(モデル)に近く、光があるところに設置しましょう。 白レフは遠いとその効果を得ることはできません。 できるだけ近くに寄せることが大切です(フレームインするギリまで。 調整が必要なので、誰かに持ってもらうのが吉!)。 レフが丸いと、アイキャッチも丸く写ります(さらにクロップした画像) 四角いレフを使ったキャッチより、やさしい印象になるという利点があります(この場合、レフの全面に光が当たっていないため、少し欠けた丸になっていますけどね……)。 そこそこのものは撮れたと思うのですが…… プロ的には何かが足りない。 もうひと味欲しいなぁ(表現への追求……) ここでプロ的にはさらなる演出を施してみます。 椅子の背もたれをあえて「ケリもの」として画面に入れ込んでみました。 0 ] あえて、前ボケにケリものをいれて、ドラマに深みを持たせる 普段の生活で「ふと見た大好きな彼女に微笑みかけられている……」的なリアリティのあるドラマが追加されました!! (ま、このあたりは好みの分かれるところかもしれませんが……) ここで強引に話を元に戻します、「レフなし」例をお見せするのを忘れておりましたもので(完成写真と見比べてみてください)、晴天の場合だと、もっと部屋の壁の反射光があるので、レフ板がなくても、もう少しお顔が明るく写ると思いますけど、今日の曇天ではさすがにレフ板が必要でした。 ここで霧島さんには、窓近くのベッドに仰向けで寝ていただきました。 この方法を選んだ理由は、低い位置での仰向けは、窓の光を効率よく受けることができるからです。 0 ] ほら、霧島さんがいっそう美人に写っているでしょ? 苦肉とは言っていましたが、ちょっと謙遜気味でした。 これも経験による計算下にありましたので……。 勝因は、高さが180cmある窓の光を上から下まで有効に使えたということ(被写体が低い位置ですからね)。 ライティングでたとえるなら、この窓は「大きな面光源」ということ。 なるほど、キレイに撮れるのも納得します。 これは大変大事な注意点です。 この撮影で大事なことは、モデルさんの頭の上から撮るということ。 決して下から撮ってはいけません。 ちなみに、お顔の下側から撮ると、このように写ります。 重力により、アゴのラインが崩れたり、首筋が二重になったり、鼻の穴がでかくなったりして、女子(モデル)に嫌われる可能性が高くなります。 いっぽう、上から撮ると目線が上になり、女子力を高める効果も期待できるのです。 本当はこの絵は掲載したくなかってのです。 しかし、霧島さんには申し訳ないのですが、ここで「ダメな例」も表示しないと本稿の真意が伝わりませんもので……。 完成写真に戻って見比べていただくと一目瞭然! 上から撮ったほうが断然いいことがおわかりいただけたでしょうか!? 窓の光だけで、レフ板で囲まれているみたいな状況。 つまり、そのままで美しいグラビアポートレイトが撮れるという、撮影者としては夢のような空間でもあるのです。 そして、白のクロス壁は、スタジオの「白背景」の替わりになるという点もすばらしい! 白背景ポートレイトは王道なのです。 ただし、次のことを知らないとせっかくのキレイな照明効果が台なしになるおそれがあるのでご注意を。 0 ] 左が ぷちテクどおり、壁から少し距離をとり撮影したポートレイト。 白壁の狭いマンション部屋、侮るべからず! ってことでしょう(狭くて白い部屋の照明効果例でもある)。 いっぽうの右。 さらに悪いことに「クロス生地のテクスチャーまでピントが合ってしまう」という、生活感漂う残念な写真になってしまいます。 この簡単なコツを知っておくだけで、あなたのポートレイト写真はすぐにステップアップするはずですよ。 で、今回使ったカメラとレンズの撮影機材は、たったこれだけ。 ほとんど50mmレンズを使い、たまに90mmレンズを使いました。 いずれも開放値が大して明るいとはいえない「F2. 0のレンズ」。 レンズの数が多いからっていい写真が撮れるわけではありませんからね。 有限会社パンプロダクト代表 中居中也(なかい・なかや)のショップとブログ.

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グラビア: 【グラビア】東京国際映画祭受賞作の李監督、ヒロインへのセクハラ疑惑に

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いい機材を買ったんだけど、仕上がりがいまいち……なんて方は、こちらを踏まえて実践すれば、写真がワンランク上の仕上がりになるはずですよ。 後編となる本稿では、主に「照明」の効果的な使い方をご紹介していきます。 前回同様、当日の時系列に沿って、プロは撮影時に何を考えているのか、何に気をつけているのかなどを記していきます。 クローゼットにカメラを設置できるこの部屋で「寝ポーズの全身写真」が撮れると考えました。 (ひらめいたって感じ……) クローゼットの中に入り込んだのは、できるだけ「引き」が欲しかったため。 寝ポーズの全身って、それなりに幅がありますからね。 ハウススタジオはマンションの一室をドレスアップしたものが一般的で、部屋の作りとして、引きのスペースがないことが多くあります。 その中でベストな引き場所を探し当てたのですよ。 (当然、窓の光など、光源のことも見ておりましたよ) グラビア撮影では、ワイドレンズ(広角)を安易に使いたくない! そこのあなた! 何も気にせずズームレンズをウィンウィン回して「広角側」にしちゃってるでしょ? そんなことしているから、上手な写真が撮れないのですよ! まずは「引く努力」をしましょう。 (だから私は引ける基準で場所を探したわけです、あおると画像が歪んでしまう広角レンズを使いたくない……という理由でね) これを読んでる人の痛いところをザクッと突き刺したところで、次にまいります。 お次はサクッと 「an・an」(アンアン)風の写真を撮りたいと思います。 一応説明しておきますと、「an・an」とは言わずと知れた超人気女性誌でして、そこに掲載されるグラビア写真は落ち着いていて、自然で、おしゃれなトーンで、一種独特な雰囲気を持っています。 この部屋と霧島さんの雰囲気で、「an・an」風な仕上がりになると私は思ったわけです。 え? さらっというけど、超悪天候の暗いこの部屋で「an・an」風とか 意図的にできちゃうんですかね? いやいやいやいや、銀塩時代からのキャリアがあるプロをなめてはいけません。 この部屋の状況を一瞥しただけで、私には「完成写真」がイメージできましたから。 手前の暗い露出に合わせているので、窓と壁と境目がぶっ飛んで、ふわっとにじんだ光になっているでしょ!? 「そのままの光でナチュラルに撮る」って聞くと、簡単そうに思えますが、だからこそ難しいとも言えるのです。 (超美味しいペペロンチーノ・スパゲッティを作るようなものです……)。 「an・an」風写真にしたいなら、自然光&開放絞り&画面全体が白ベースで明るく撮ること!(ハレっぽくてもよし) このときは「レフ」を使用しませんでしたが、遠くからでもいいので、ちょっとだけレフを入れておけばよかったかな……と。 アイキャッチにチロッとでいいから白いキャッチライトを入れれば、写真がさらによくなっていたはずと、少し後悔しております。 (お顔用のレフではなく、です) ……てな話を振ってしまったので、そちらを回収することにします。 私は本当はやりたくないのですが、レフを入れた「体(てい)」で、拡大図に「チロっとキャッチ」を「フォトショ」で塗って入れてみました。 (レフありのシミュレーション) 同じ写真なのに比べると表情がまるで違うでしょ? アイキャッチがチロっとあるだけで「微笑みレベル」が2段階ほど増しちゃってるほど。 だから、レフを「チロっと」入れるとベターだったと思います。 本来は撮影時にやることで、塗るのはやはり邪道だと私は考えます。 できあがりの写真はウソも写しますが、「真」を「写す」 ので「写真」という言葉があると思うのです。 CMなどでは、この加工はごく一般的なので、なんだかなぁ〜と……。 しかしですね、そもそもこれは全身引き写真を「説明するために」わざわざ寄ってお顔を大きくした部分写真。 あくまで全身を写すのが目的の写真なので、そのことばかりに気を取られたら、かえって写真が下手になりがちなのでご注意を。 0 ] 「an・an」風とは全然違う写真になっているー!? まさに セクシー系の 「週刊ポスト」風になるのは、どーして? その秘密は、今回の記事で初めて「ライティング(照明機材を使う)」をしたことです。 「な〜んだ、ただのソフトボックスじゃん。 そんなのとっくに知ってますよー!」。 はい、そういう声が聞こえてくるのは承知しております。 ソフトボックス自体は、昔からあるし 写真撮影の現場では、決して珍しいものではありません。 実はこの現場写真からだけでは、その秘密(最新機材)はわかりません。 その話はさておき、続けて同じ現場で撮った別カットを見ていただきましょう。 0 ] ソフトボックス(50cm)2灯とはいえ、ストロボ光源をこんなに近くから照射すると極端に「白飛び」する部分が出てきてしまうことは、ストロボをお使いになったことがある方なら、おわかりいただけるのではないでしょうか? ということは、どうやら今回の光源は「ストロボではない」ようですね。 ですので、ほとんどのプロの皆さんもまだ知らないと思われます。 LED電球(もしくは、LED照明機材)といえば従来は、そんなに明るくなく、色が悪いというのが定説でした。 皆さんも、そんな印象でしょう。 その結果「大光量」「高演色」を兼ね備えたコイツが登場してきたわけです。 ざっくりご説明すると 【大光量】一般的に流通しているご家庭用(7W)のLED電球の10個分ほどの明るさ(100W 白熱球の3個分以上) 【高演色】光の色が太陽光に非常に近く、色の再現性も抜群によいということ(RaとCRI、ともに95以上)。 どちらの性能も、32Wスパイラル蛍光灯の比ではありません。 そして私が気に入っているのは、ストロボのような人工光感がなく、自然光ともなじみやすい点。 総じてグラビア撮影にかなり向いている照明ではないかと思い、今回使用しました。 ここは窓から遠く自然光メインの写真は期待できません。 ですので先ほどのライトを使うことにしましょう。 カメラ設置側から、壁に隠れて見えないキッチンの中にソフトボックス(LED電球入り)を1灯立てて照射します。 撮影ではこのようなブラインドになる場所に照明を設置することはままありますかね。 こちらはカメラの逆側から見たセット。 霧島さんの左にソフトボックス、右側に白レフが「ハの字状」に配置されていることがわかります。 カメラ側から見たセットの様子。 0 ] いい写真はたくさんあったのですが、なかでも色っぽくて、萌えっぽいのを選んでしまいました……。 全身写真では、表情だけでなく 美しい体のラインの表現が重要になってきます(それを見ていない人が意外と多いのですよ)。 あえて背景と分離させた照明で奥行き感を演出、背景は「窓」で逆光があるのがいい。 逆側(窓なし暗い背景)から撮るとこの通り。 つまらないことになるでしょ!? 【超大事】モデルさんの表情を引き出すコミュニケーション ここらで、機材以外で大事なことを述べます。 モデルさんとのコミュニケーションって、本当に大事なんです。 「カワイイね」とか「キレイだ……」とか、その手の言葉をかけると、モデルさんの表情は本当にかわいくなります! さらに自分が本当にいいと思った瞬間「あ、それいい!!」とか言うと、表情をさらによくする効果があります。 信じられないかもしれませんが、本当です。 目線だけもらって無言でシャッターを押してしまうそこのあなた! いい写真を撮るには、モデルさんをいかにその気にさせるかが本当に大事なんですよ! この点は、モデルさんに聞いても同意してくれますよ。 カワイイって言われてイヤな思いをする女子はいないし、「そうそれ!すごくいい!! 」と言われちゃうと、カメラマンさんの欲しい表情がわかるので、だんだん表情がよくなっちゃうそうなんです。 でも、いいと思ってもいないのに「いい!(空セリフ)」って言われたときは、内心「あれ?」ってなって、かえって表情がダメになることもあるのだとか……。 まあ、こんなこと彼女たちは口に出さないので、察してあげてくださいね……。 立ちポーズ全身写真、カメラは「水平構え」に限る! さて、今度は立ちポーズの写真を、弱い窓の光(=自然光)で撮ることにします。 悪天候のこの日、光の問題はなんとかクリアしてきましたが、ハウススタジオはやはり狭く、思った通りに引きがとれないのが悩みです……。 そこで私は、ドアの向こうにある隣の部屋に行くことに……。 この部屋の入り口から覗いて撮るしかなく、ひとりぼっちの暗い部屋からカメラを構えるのでした。 (カーテンを閉め、カメラ・オブキュスラ的(注)にこの部屋を暗くしました。 カメラのある場所が暗いのは余計な光がないため。 0 ] どうでしょうか。 爽やかに撮れましたよね!? この厳しい環境の中、立ちポーズ全身写真という難関を、それなりにクリアしたと自負しております。 ちなみに立ちポーズ全身写真では、室内でも靴(ハイヒール)がないと、様になりません(ただし、場合によっては裸足もアリです)。 立ちポーズでの「絞り」は「開放から2〜3」ほど絞ること。 作画意図にあわせた「適絞(適当な絞り)」を意識しましょうね(ここでは開放値F2レンズ使用で、F4にしています)。 フルサイズのカメラを買ってボカしたい気持ちはわかりますが、バカのひとつ覚えみたいになんでもかんでも開放で撮ればいいわけではないのですよ。 この状況で仮に開放で撮ると、ヌルい絵になるだけなのです。 立ちポーズ全身写真は「水平」に構えるのが基本! モデルさんの身長の半分、地上高90cmくらいから水平ってのがよくあるポジションです。 上記イラストを見ると「水平構え」の「ピントのあう面」が 立ちポーズ全身写真に有利(引いても寄っても)なことがわかります。 これはピントの話だけではありません。 上や下にあおると距離の差ができてしまい、近くは大きく、遠くは小さく写る……これわかりますよね? 特に「広角系レンズ」で寄ったときは、そのデメリットが顕著に表れます。 上から写すと「お顔が大きく足が短く……」ダレ得?的な問題が発生します。 (少なくともモデルさんには嫌われます) これを利用し「下からのアングルは足が長く写る!」的なことを安易に教えていることがよくあります。 間違ってはいませんが、やりすぎるとすごーく小さくなり、何が主題かわからない本末転倒な結果になります。 (御御足メインだったらいいんですが……) 前回の「仰向け女子」でもあったように、下からのアングルだと「アゴのラインがきれいに写らない」「首のシワが目立つ」「鼻の穴が目立つ」など、女性にとって大問題が発生しちゃうことも改めて覚えておきましょう。 まあ、なんやかんや言って「立ちポーズは水平アングル」が基本基準なんですよ。 まずはそれを習得し、デメリットも踏まえたうえで、「ちょっと上から」とか「ちょっと下から」というアングルに挑むべきです。 ここには採光のための窓があり、全面が白いことが多いのです。 ということは、光がキレイってこと。 ミラーレフも完備されていますし、こんないい環境を使わない手はないでしょう。 ユーティリティールームは特に狭いので、三脚を立てるのに苦労します。 0 ] バリエーションとして、こんな絵もあってよいでしょう。 何枚かの組写真で使うと深みが増しますよ。 背中も前ボケで写り込んでいるというのもお得感がありますしね。 最後のカットを撮り終えたら「お疲れ様でした!」は、一分の迷いもなく、キレよく言いましょう。 その言葉を発してから「あ、ちょっとこれも撮っていい?」などと未練がましく言うのは最悪です。 スタッフみんなが気持ちよく終わることができると、カメラマンとしてのあなたの株が間違いなく上がります。 (これ、ホントにホントですって!) 今回の撮影時間は約2時間(9:30-11:30)。 「準備と撤収」で前後30分くらいかかり、全部合わせると正味3時間ほどでした。 で、今回使ったカメラとレンズの撮影機材は、たったこれだけ。 ほとんど50mmレンズを使い、たまに90mmレンズを使いました。 いずれも大して開放値が明るいとはいえない「F2. 0のレンズ」。 レンズの数が多いからっていい写真が撮れるわけではありませんからね。 今回使用の照明機材は、このようなもの(キットの商品名 : )。 そして、なんと言っても、ストロボと違って「見える光」なので、ビギナーからプロまで、静止画から動画まで幅広く使える機材です この日のライティングで、霧島さんがご自身用に撮られたiPhone写真を提供していただきました。 iPhoneでもキレイってことです。

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