わが 母 なる ロージー。 わが母なるロージー

わが母なるロージー ピエール・ルメートル(著) 感想 あらすじ 書評 要約 │ 南大阪に住むおじさんのブログ

わが 母 なる ロージー

注意点その1 悲しみのイレーヌ、その女アレックスの書評でも書きましたが、 「悲しみのイレーヌ」と「その女アレックス」「傷だらけのカミーユ」は ピエール・ルメートルさんが書いた小説の中の ヴェルーヴェン警部が出てくるシリーズ物です。 ただ、発売は今回の「わが母なるロージー」が最新です。 「傷だらけのカミーユ」 に登場してくる人物が一部出てきます。 注意点その2 ピエール・ルメートルさんの作品は全体的に描写がけっこう残虐です。 心理描写がエグかったり、たんに殺されたりする描写が残虐だったり。 ただ、今回の「わが母なるロージー」には残虐な表現があまりなかった ような気がします。 変に慣れてしまっているだけかもしれませんが、、 ただ、登場人物の内面はドロドロです。 Advertisement 本の内容ですが、連続爆弾事件が発生。 とても速い段階で容疑者がつかまり、 次の爆発事件を阻止するべく 容疑者とヴェルーヴェン警部の心理戦が始まります。 そこからが、予想がつきません。 というか、ドロドロし過ぎて通常の思考では 犯人の動機や、本当の目的なども見当がつきせん。 そして予想もつかない結末を迎えます。 この本は電子版で買ったので、読み終えるまで気づきませんでしたが、 220ページで結構話としては短いです。 時系列で話が進むので、どんどん読み進み あっという間にフィナーレを迎えます。 私は最後まで読んでから、もう一度最初読みました。 結末を読んでから読み返すと 取り調べ室でヴェルーヴェン警部とやりとり している犯人の描写がとてもよくできていて ここはこうゆうことだったのか、 と改めてこの本の面白さに気づきました。 さっと読めるとても素晴らしいお話でした。

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ネタバレ Posted by ブクログ 2019年10月14日 安定的な面白さは顕在。 その女アレックスなどのルメトールの色々な登場人物の視点を描きながら最後は全て絡ませるという手法ではなく、24みたいに時間の章立てて、緊張感をうませる手法はうまいなぁ、と思う。 それぞれ物語に合ったた構成の仕方を選択してチャレンジする作者だ。 その構成のアイディア自体でもう面白くな いわけがないのだが、それ以上に犯人のジャンに魅力もある。 なぜ、そこまで母親にこだわるのかといった事が最後の最後に分かると、ほっとしながらも何故か悲しく感じてしまう。 ルメトール全体の作品で感じるテーマ、息子から母親への愛情、何故か二人でしか理解できない感情、そういったものを感じてこの中編を終わらせる。 ヴェルゥェーレンシリーズ全てに共通したテーマ、母親と息子の特別な関係、そういった共通性を中編で表現する作者はやはり只者ではない。 ネタバレ Posted by ブクログ 2019年10月09日 かつて、国土で戦争があった国では、戦争状態が終わった後、何十年、場合によっては百数十年という長い時間が立っても、その爪痕が残っている場合がある。 日本でも、未だに建築中の工事現場から不発弾が見つかり、自衛隊が出動したりする。 ヨーロッパにある各国では、二度の世界大戦を経験しており、重要な拠点となった場 所では爆弾が地中に埋もれている。 そんなフランスが舞台となり、カミーユ警部が活躍する小説が本書になる。 カミーユ警部が活躍する三部作がすでに翻訳されている。 『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』『傷だらけのカミーユ』の3作品だ。 時系列で整理すると、本書は『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』の間に位置する作品だ。 本書から読み始めても、十分楽しめるはずだ。 ここから、ネタバレ。 主人公のジャンが、綿密計画のもと母親を殺すためにとった行動。 その行動を起こすきっかけについても描いてほしかった。 壮大なトリックありきのストーリーという印象が残る。 ただ、冒頭のげんを担ぐ少年の話からグイグイ読者を夢中にさせる展開は見事。 時間を忘れて夢中になる作品であることは確かだ。 Posted by ブクログ 2020年05月26日 ピエール・ルメートルのカミーユ警部シリーズです。 長編の3部作 「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」「傷だらけのカミーユ」のうち、 「その女アレックス」と「傷だらけのカミーユ」 の間に入る中編です。 個人的には、長編でガッツリ書いて4部作にして欲しかったです。 私は文春文庫から刊行された順、 「その女アレックス」、「悲しみのイレーヌ」、「傷だらけのカミーユ」、「わが母なるロージー」 で読みましたが、これから手にする方は、 「悲しみのイレーヌ」、「その女アレックス」、「わが母なるロージー」、「傷だらけのカミーユ」の順で読むことをお勧めします。

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作品紹介・あらすじ シリーズ累計120万部突破! 『その女アレックス』のカミーユ警部、ただ一度だけの復活。 連続爆破犯の真の目的が明かされたとき、残酷で美しい閉幕が訪れる。 パリで爆破事件が発生した。 直後、爆破犯は自分であると警察に出頭した青年ジャンは、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金と無罪放免を要求する。 右腕のルイとともに事件を担当することになったカミーユ・ヴェルーヴェン警部は、青年の真の狙いは他にあるとにらむが……。 『その女アレックス』のカミーユ警部が、ファンの熱い声に応えて、富豪刑事ルイ、巨漢の上司ル・グエン、猫のドゥドゥーシュらとともに一度だけの帰還を果たす。 『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』のあいだに挟まる「カミーユ警部シリーズ」第2. 残酷にして意外、壮絶にして美しき終幕まで一気読み必至。 この物語は、ピエール・ルメートルのカミーユ・ヴェルーヴェン警部3部作の時系列でいくと『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』の次に入り、そのあとに『傷だらけのカミーユ』がくるそうです。 長さはその中で一番短い中編小説です。 三日間の物語で、時間が分刻みに進み、まず、一日目の17時にパリ十八区で大きな爆発事件が起きますが、死者は出ませんでした。 そして、ジョン(ジャン)・ガルニエという28歳の青年が「爆弾を置きました」と自首してきます。 そして「爆弾は七つ仕掛けました、まだ六つあります。 毎日ひとつ爆発します」と言います。 カミーユが目的を問いただすと「要求は殺人容疑で勾留されている、母親ロージーと自分を釈放してオーストラリアに逃がすこと」だと言います。 カミーユらは爆弾を探し出そうとしますが、ジャン・ガルニエは口を割りません。 そしてジャン・ガルニエと母親ロージーとの関係を洗い出すと、ロージーは大変重大な犯罪を他にも犯していることが判明します。 ジャンはなぜ、そのような母親を助けようとするのか。 そこはやっぱりルメートル、一体どんなどんでん返しがあるのか最後までわからずじまいでした。 最後に、ジャンのしたこと、タイトルの意味を思うと、何ともいたたまれないというか、やりきれない気持ちになりました。 表紙の彫像の写真が哀しみに満ちてみえました。 中編小説としては、特に問題はないのですが、この長さで、定価税抜き700円は高すぎると思ったので、星は減らしました。 かつて、国土で戦争があった国では、戦争状態が終わった後、何十年、場合によっては百数十年という長い時間が立っても、その爪痕が残っている場合がある。 日本でも、未だに建築中の工事現場から不発弾が見つかり、自衛隊が出動したりする。 ヨーロッパにある各国では、二度の世界大戦を経験しており、重要な拠点となった場所では爆弾が地中に埋もれている。 そんなフランスが舞台となり、カミーユ警部が活躍する小説が本書になる。 カミーユ警部が活躍する三部作がすでに翻訳されている。 『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』『傷だらけのカミーユ』の3作品だ。 時系列で整理すると、本書は『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』の間に位置する作品だ。 本書から読み始めても、十分楽しめるはずだ。 ここから、ネタバレ。 主人公のジャンが、綿密計画のもと母親を殺すためにとった行動。 その行動を起こすきっかけについても描いてほしかった。 壮大なトリックありきのストーリーという印象が残る。 ただ、冒頭のげんを担ぐ少年の話からグイグイ読者を夢中にさせる展開は見事。 時間を忘れて夢中になる作品であることは確かだ。

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